寝違えを経験した事がない方はいないのではないかくらいによく聞く症状です。

寝違えてしまい痛みで振り向く事が出来ないと何気なく行っている日常生活ですら痛みにより不自由を強いられてしまいますよね。

なぜ寝違えてしまうのか。

頭の重さはボーリングの球位あり少し首を傾けただけでも１０分程度維持しただけでも大きな負担になってきます。

布団で寝ている時はここまで負担はなくとも、変な角度で何時間も寝ていたらとんでもない負担になってしまうのも想像が出来る事と思います。

寝違えは経験をした事がない方はいないとは思いますが、人によって「毎月なります」という方や「数年に１度しかなりません」のように発生頻度に大きな差が出るのはなぜでしょうか？

ヒントは姿勢にあります。

寝違えを引き起こす筋肉はほぼ肩甲挙筋なのですが、普段そんなに大きく働く筋肉ではありません。

本来であれば胸鎖乳突筋と板状筋の２つの強靭な筋肉により前後から頭を支えているのですが、猫背姿勢などの理由により頭の位置がズレてしまうと筋肉同士の均衡が崩れてしまい補助的に働いていた肩甲挙筋が均衡を保とうとしてしまいます。

その結果、普段そこまで大きく活動していない筋肉を強制的に働かせてしまう事で組織が損傷し痛みが生じてしまいます。

ですので、猫背姿勢が強い方は寝違えが起こりやすい身体であるといえます。

寝違えを治すには肩甲挙筋を和らげるだけではその時は症状が改善してもまた寝違えを起こしやすい身体のままです。

ですので、根本的に治すためには猫背姿勢である頭部の位置はもちろん、その下にある背骨や骨盤といった全体を通しての矯正を行い不良姿勢の改善をする必要があります。

筋肉だけではなく歪みを一緒に治すことで肩甲挙筋が無理に働かなくても頭部を支えられるようになります。

繰り返す寝違えや動かしにくくなった首でお悩みの方は是非当院で根本改善を目指してみませんか。